海星、津田、暁の入試制度変更点まとめ(2022年)

2022年6月18日土曜日

学校説明会 高校入試 中学入試

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京進スクール・ワン四日市ときわ教室の吉川です。

今月、表題の3校の学習塾対象説明会へ出席しました。

それぞれ、中学校(6年制)と高校(3年制)を擁しているので、一度に説明すると複雑ですが目次のとおりパートに分けて最新トピックを紹介します。


高校入試編


海星高校


推薦入試、一般入試それぞれに、大きな変更があります。

推薦入試


大きく、「教科型」と「総合学力型」の2種類に分かれます。

国際数理コースと進学特別コースは、自動的に教科型の推薦入試を受けることになります。
進学コースは、自動的に総合学力型の推薦入試を受けることになります。

教科型…数学・英語
総合学力型…国語総合問題・集団面接

昨年度入試と比べると、教科型で面接試験が廃止されました。
総合学力型は新設の入試方式です。昨年度までは「作文型」がありましたが、作文型は廃止になりました。海星の先生のお話によると、作文の内容では差がつきにくくなってきたそうです。
そこで、作文よりもさらに国語の知識、読解力、記述力をたしかめるため、国語総合問題で判定するとのことです。

ちなみに、学校推薦の場合はすべてのコースで総合学力型を受験するとのことなので、上のコースにも考慮して、難易度が高めのものから基礎的なものまでバランスよく織り交ぜた内容になるのではないでしょうか。


一般入試


かつてから存在する「Scholarship型」の位置づけが、わかりやすくなりました。

国際数理コース・進学特別コースに一般入試で受験する生徒は、自動的に全員Scholarship型で受験します。
昨年度までは内申点基準がありましたが、今回からは撤廃されます。

一方で、進学コースを一般入試で受ける場合は、自動的に「Standard型」で受験します。名前がついていますが、要するに一般入試です。

型の名称の違いは、奨学金の給付の有無(Scholarship型=あり/Standard型=なし)です。
同じ一般入試でも、受けるコースで呼び方が変わるという理解で良いかと思います。

あと、あくまでも見通しですが、今年4月の入学者数をふまえて、次の入試では進学特別コースの定員数を増やして、進学コースの定員数を減らす可能性があるとの発表でした。


津田学園高校


いくつか細かい変更が発表されましたが、最大の特徴は「私立専願」方式の新設です。

私立専願とは何か?
下のとおりです。
  • 私立高校の中では津田学園を第1志望(入学金支払先)とすることを条件に出願。
  • 県立高校は、後期選抜の結果が出るまで待ってくれる。県立合格の場合は県立高校へ入学して良いが、不合格の場合は津田学園に入学することを条件に出願できる。
  • 併願で受けるよりも合格基準がやさしくなる。
他校にない特徴的な入試制度が登場したと思います。

今までで類似したものといえば、暁高校の併願推薦でしたが、そちらは前期選抜の合否までしか待てず、後期選抜は受けられませんでした。

一般的な後期選抜受験生も覚えておいた方がいい私立入試方式ですね。

ほかのトピックとしては、面接試験があるのは学校推薦(専願)のみになったのと、それ以外の出願方式では全コースに自己推薦書の記入が必要になりました。

例年お伝えしていますが、四日市市ときわ地区には津田学園運営の無料スクールバスも通っているので(三十三銀行常磐支店前バス停などあり)、単純距離で選択肢から外すのは△です。ときわ・松本・日永地区の中学生は要注目です。


暁高校(6年制編入)


入試制度に変更点はありません。
正確には、県立前期選抜の出題除外範囲の発表を受けて、それに合わせて暁の出題範囲も確定されます。


3年制高校の入試概要は秋に発表予定です。


中学入試編


海星中学校


明確な変更点は、1科目あたりの試験時間が増えるとのことです。
各科目、5分ほどと見込まれます。
過去問に取り組む時に、試験時間と問題量が異なることに十分注意してください。

重要なデータとしては、今年4月の入学者のうち、90%以上が「普通奨学生募集」での合格者でした。
そのため、今後、普通奨学生募集試験の難易度が高まる可能性をにおわせていました。

津田学園中学校


特に変更点はありませんが、津田学園も中学入試の英語の取り扱いについて強調していることがありましたので紹介します。

津田学園中の専願入試においては、国語・算数の受験が必須で、あと1科目は英語・理科・社会のどれかから選択です。

津田学園発表によれば、約半数の受験生が英語を選択するそうです。
理由は、外部英語検定を取得していれば得点率換算(70%換算とのこと)してくれるからで、検定資格が暁よりやさしめなのがポイントでしょうか。

たとえば英検でみると、英検Jr.ゴールド以上または英検5級以上で、英語70%得点率保証です。
これはチャレンジしやすいですね。


暁中学校


試験内容に特に変更点はなし。
web出願の学校がこの数年で一般的になってきましたが、暁中は次年度も従来の紙書類での出願です。

英検取得者の優遇措置について、やや時間を取られて説明していました。

現状、英検3級以上取得者は出願書類に添付すると、判定の中で考慮されるようです。
英検2級以上であれば、社会の得点に換算される制度があります。

小学6年生で英検3級、ましてや2級が取れるのかという疑問の声が多いそうです。

これは、基本的には帰国子女の方の受験を念頭に置いて設定された制度(帰国子女にとって日本の社会は不利であろうとの判断)で、その認知が広がっていないようです。



以上、とりとめもないまとめとなりましたが、皆様の受験校選びの参考となれば幸いです。

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