京進の個別指導 スクール・ワン四日市ときわ教室の吉川です。
鈴鹿高（3年制）と鈴鹿中（6年制）の学習塾向けの合同説明会に出席しました。
今年のトピックをまとめて紹介します。
鈴鹿高校
新しい校長先生が着任されました。
ハキハキと情熱的に話していて、いろいろと実行力が高そうな校長先生の印象でした。
特進コース
「卒業生の約40%が国公立大に合格！」をキャッチコピーにしていくコースだそうです。
（パンフレットにも書いてあります）
したがって、高3では推薦を多用して私立に合格していくというよりも、高3の最後まで頑張り続けるという昔からの受験勉強方針を大事にしています。
鈴鹿特進コースの入学者は、四日市南・神戸・津西などの併願者が多いとのことです。
そのあたりの学力層をメインに据えて、高1の入学時から高2、高3にかけて模試の偏差値を上げていくことに実績があるとの話がありました。
探究コース
探究コースの進路目標は「東海圏の4年制大学の合格」です。
実際には探究コースからも例年数名の国公立大学合格者がいるのでもっとハイレベルな印象ですが、探究コースの課題として入学時は確固とした目標が定まっていない新入生が多いとのことです。メイン層が私大受験となることには違いありません。
総合コース
他私立高校の同レベルのコースと比較すると、次が総合コースの特色です。
- 看護医療系統の授業がある。
- 幼児教育系統の授業がある。
- 就職対応にも積極的で求人の実績もある。
つまり、将来の夢が未定の中学生にとっては、卒業後の進路が多彩という点で魅力的です。
2025年度入試について
入試制度に特段変更点はありません。
総合コースについては、年々、専願受験者が増加傾向です。
10年前は専願入学者約50%だったのが、直近では70%を越えました。
鈴鹿高校では推薦入試（中学校推薦必要）・自己推薦（中学校推薦不要）の2種類の推薦系入試がありますが、いずれの受験でも中学校の内申点基準が厳密に決まっており（基準は非公表）、その基準を越えているかどうかが一番重要です。
詳細は中学校の先生または塾へ確認することをおすすめします。
鈴鹿中等教育学校
鈴鹿中は例年約40%の生徒が国公立大学へ合格しますが、2023年度は30%を切ったことで知られています。
2024年度は再び40%を越えてV字回復しました。
鈴鹿中には医進・選抜コースと特進コースの2コースがありますが、特進から医進・選抜へのコース変更は入学後の成績により可能です。
そして、入学時に特進入学者でコース変更して国公立大合格をかなえた受験生もいるということです。
入学後の頑張りでレベルを上げていく指導に自信ありということで、言いかたを変えれば、入学後もハイレベルな指導で上昇志向を持つ生徒さんにはピッタリだろうと感じました。
近隣の私立中学校との差別化できるポイントとして、次の2点をPRされていました。
1点目は「グローバル特待生制度」です。
6年間、入学金・授業料・教材費・施設費はもちろん、修学旅行や海外研修費などの行事系も含めて、6年間で必要と見込まれる費用総額440万円を無償とする制度です。
それ以外にかかるのは通学交通費や塾の習い事くらいでしょうか、と述べていました。行事の積み立て費が不要というのが大きいです。
メイン入試の4教科入試で超高得点を取ることで対象となります。
2点目は今更の話ではありますが「中等教育学校」であることです。
中等教育学校は私立6年制という括りで語られますが、厳密に異なる部分があります。
それは、高校過程の単位を中学3年次に取得することができるということです。
他校6年制でも、中学時に高校内容の先取りはしていますが、中学校という校種の中ですのであくまでも単位は中学科目です。ここが学校の種別の違い、ということで押さえておいて良いでしょう。
2025年度入試について
入試制度の変更として、昨年まで設定されていたC日程がなくなりました。
正確に言い換えると、C日程の試験だった英語特別入試がB日程の中に組み込まれて、入試時期が早まりました。
入試時期がA日程(2025.1.11)とB日程(2025.1.19)に収斂されたということ以外は実質的に変更ありません。
難易度としては昨年度入試のボーダー・受験合格平均がともに上昇したとのことで、今年度も同様の場合、難化が予想されます。
鈴鹿中から、過去問を解く時の得点率目安が示されました。参考としてください。
- グローバル特待生合格 85%以上
- 医進・選抜コース合格 75%以上
- 特進コース合格 60%以上
ちなみに、医進・選抜を専願で受けるのと特進を併願で受けるならどちらが難しいかというと、前者の方が合格ボーダーは上です。
京進の個別指導 スクール・ワン四日市ときわ教室
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教室長：吉川（よしかわ）
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