2021度の塾用教材カタログで新しい教材候補を見てみた

2021年1月30日土曜日

塾あるある

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京進スクール・ワン四日市ときわ教室の吉川です。

新年度に向けて、塾で使う教材の選定や検討を今しています。

当教室では、基本的には『フォレスタ』が中心です(小・中・高)。


1対2個別指導専用に開発された教材ですので、他の並居る教材を凌駕し、1対2個別指導の京進にはピッタリの教材です。

フォレスタは塾用教材です。市販はされていません。
塾で教えることに特化して作られています。
このような塾用教材が他にもあり、塾用教材専用の出版社もあります。

教材会社も毎年、内容の改訂や新発売の教材がリリースされます。
私も、フォレスタの中では手薄な国語の教材や、テスト前の予想問題の参考教材、そして、教室独自の取り組みで新しく活用したい教材を毎年探しています。

このたび、2021年度の新しい塾用カタログが出揃いました。
その中から、私が取り寄せて中身を検討してみる予定の教材を紹介します。

中学生の定期テスト予想問題


学友社と学書の二社で迷っています。

【単元別教科書対策テスト】株式会社 学友社

定期テスト対策問題集│学習塾専用教材は株式会社学書

最新の定期テスト傾向を徹底研究した試験攻略のための直前対策問題集 関連教材・サンプル紙面 紹介動画 教材の特長 定期テスト対策にピッタリの教科書準拠別演習問題集です。 全国の中学校で実際に出題された定期テスト頻出の問題を元に、類題で構成されています。


2021年度からの教科書改訂に対応した教材はこの2社です。

学友社のものは昔から定評がある教材で、解く目安時間がついているのと、点数を出せるのもいいですね。
ただ、理科と社会が教科書別の準拠で用意されていないのがやや考えどころ。

学書は今年の新刊です。ですので一部の問題には解説動画をQRコード形式で掲載するなど今風です。
成績表の観点別評価と問題を対応させているのも新しいですが、ここまで活用できるケースは少ないかもしれません。


小学校高学年~中1の英語導入部分の対策


英語は習い始めの最初に、何を学ぶかが肝心です。
アルファベットとローマ字が導入部分ですが、多くの教材はここをサラッと流すことが多いです。
しかし、なんとなくここを薄く学んだ子は、だいたい中1の2学期以降でつまずいてきます。
原因は、英単語のつづりの覚え方と発音を軽視するため、続々と増えてくる英単語を覚えきれなくなり、また、動詞や名詞などの品詞がごちゃごちゃになっていくようです。

そのため、単にアルファベットやローマ字を覚えてねという教材ではなく、工夫がなされ、ある程度のボリュームを用意した教材を求めています。

私が今度見てみようと思うのは、都麦出版の『アルファベットの名人』『ヘボン式ローマ字の名人』です。


個人的に注目しているのは、フォニックス(発音)も指導できる構成になっている点です。
ローマ字発音やローマ字つづりだけに陥らない、もう一つの英語の覚え方を初期段階で学べる内容を採用したいと思います。


国語力アップの取り組み


全科目のベースはすべて国語力にあります。
書いてある内容が読めないと、理解して、覚えて、解くことができないからです。
個別指導の受講希望科目からは、英語・数学の後回しにされやすい科目ですので、ここは塾として下支えが必要だと考えて、教室独自のサービスで国語力アップの取り組みができないかと検討を重ねています。

こちらも、都麦出版の『ろんりde国語』シリーズが、塾用教材のなかでは定評があります。塾の指導の中で生まれた教材という触れ込みも魅力的ですね。

ろんりde国語[ホップ・ステップ・ジャンプ]【都麦出版・つむぎ出版】

また異なるアプローチとして、こちらは塾用教材ではなく市販されている名著ですが、『ふくしま式』シリーズがあります。

ふくしま式問題集シリーズ

著書 全25冊/発行部数 767,700部本 最新情報ページ内リンク:ふくしま式問題集シリーズ|親・教師向けの本|教師向けの本|一般向けの本|発行年月順★各著書の「目次等詳細」の多くは旧サイトへリンクされています。


ふくしま式も、その名のとおり福嶋隆史先生という塾長が、ご自身の塾で指導した内容を元に完成された教材群です。
ふくしま式は、私も以前から複数の生徒さんの個別指導の中で取り入れてきましたが、国語受講の生徒さん以外にも広げて教室全体で指導に取り入れられないか検討中です。

ふくしま式シリーズは20冊もありどれを使えばいいかという悩みがありますが、私の問題意識は子どもたちの語彙力不足による「勉強で習っていない常識的な知識」での間違いを減らしたいので、『小学生の必須常識』『語彙力』の2冊に注目しています。

なお、漢字については、著名な出口汪先生の『出口先生のの頭がよくなる漢字』シリーズも見てみようと思います。
工夫のない丸暗記ではなく、言葉として使えるレベルまで応えてくれる教材だと期待しています。



高校生定期テスト対策教材


現在、当教室では通塾生の在籍高校に英語・国語については、教科書準拠の教科書ガイドと塾用教材『ハイスコアナビ』を、販売されているかぎり取り揃えています。
(毎年教科書の使用の変更があるので大変ですが…汗)

毎週受講される科目は英・数が中心となります。
国語は上記のとおり教科書ガイド、ハイスコアナビがいますが、少し手薄なのが理社です。

高校によって、同じ高1でも○○高校は化学基礎を習っていて、△△高校は生物基礎を習っているというケースがよくあります。このあたりは統一されていません。
当教室では、定期テスト前に1回単位で「テスト対策授業」を個別指導形式で申し込むことができるので、時々、理社での対策希望をいただくことがあります。

指導可能な講師の先生がいても、対策教材に悩む時があります。
学校教材を使うのは基本ですが、塾の対策授業は学校の授業ほど時間を与えられてはいないので、1~2回の授業で学校の授業以上の効果を提供する必要があります。
学校の教材が最適とは言えず、要点をコンパクトに集約した教材が求められます。

当教室では従来から、塾用教材としてエデュケーショナルネットワークの『高校新演習スタンダード』シリーズで理社対応を行っていますが、「スタンダード」と言いながらややレベルは高めでありました。章の後半の問題は大学入試レベルに片足突っ込んでいます。
また、穴埋め構成の解説や、問題が後半に一気に掲載されるというページ構成は、1対2個別指導形式にはあまりそぐわないものもあります。

高校新演習よりも、さらに基本をコンパクトにした教材をラインナップに加えてもよいかと考えています。

教材カタログをめくっているなかで、導入検討しているのが学研の『高校ひとつひとつをわかりやすく。』シリーズ。
「教科書が?な人向け」というキャッチコピーや、1単元見開き2ページ構成というシンプルさも、いま、教室が求めているニーズにピッタリかと思います。

心配な点は、一部の科目が「参考書」と「解き方」の2冊に分かれている意味についてと、おそらく問題量が不足していることの2点。
でも、長所の裏返しは短所、短所の裏返しが長所だと思うので、そこは他の教材やそれこそ先生たちの授業でカバーしていくものだと考えています。

また教材が届いたら、1冊1冊確認してみるつもりです。
「理想の教材」というものは、使う人の立場(塾or生徒)、状況(1対2個別指導or集合塾or自習)、問題意識(○○が足りないので△△な教材が欲しい)で変わってきます。
授業で使う教材と、自分一人で自学自習で進める教材でも、ベストな教材はちがうかもしれません。
京進スクール・ワン四日市ときわ教室では、そのような生徒さんに応じた、そして時期に応じた教材の選定もアドバイスしていきます。

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京進スクール・ワン四日市ときわ教室 
住所:三重県四日市市城西町4-21 ときわビル1階東 
電話受付時間:15:00~22:00(日曜・月曜定休日) 
電話番号:059-329-7664 
教室長:吉川(よしかわ) 
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