京進スクール・ワン四日市ときわ教室の吉川です。
四日市農芸高校の学習塾向けの説明会へ参加しました。
2021年から学科再編で4学科となった農芸ですが、今回の教頭先生のお話からは、各学科に入学してほしい生徒像が具体的に伝わってきました。
農芸が求めるものを知り、それにしっかり応えることで、合格後も農芸をフル活用できる、充実した高校生活が送れると思います。
教頭先生が特に強調されていた部分を中心にご紹介します。
再編された各学科・各コースはこう考える!
四日市農芸高校は、農業学科と家庭学科からなる専門高校です。
農業学科が120名、家庭学科が80名、合計で1学年200名の受け入れです。
そして、農業学科には3つの学科があります。
農業科学科・食品科学科・環境造園科の3つです。
家庭学科は、生活文化科1学科です。
次に、高2からコースが分かれることを押さえておきましょう。
一部コースには、教頭先生のわかりやすい一言コメントも付けておきます。
農業科学科
- 食糧生産コース…三重大学など、農業高校推薦を使って国立大学進学者が多め。県庁など公務員への道も開かれる。
- 施設園芸コース
食品科学科
- 食品科学コース…加工食品のメーカーなどの就職を想定。
- 食品開発コース…理科知識、数的知識がほしい。
環境造園科
- 造園技術コース…水沢の茶園など、地元での貢献機会も多い。
- 自然探究コース
生活文化科
- 食物経営コース
- 製菓衛生コース
- 服飾経営コース
- 生活福祉コース…子ども福祉を拡充傾向。保育士や、学校の家庭教諭などを輩出していきたい。
農業学科の「くくり募集」の特徴を知る!
農芸は県立高校ですので、入試は基本的に2月の前期選抜、3月の後期選抜という点では他校といっしょです。
しかし農業学科だけ、前期選抜と後期選抜で、高2からのコース選択に違いが出ることを覚えておきましょう。
前期選抜の場合は、農業科学科・食品科学科・環境造園科の3学科のどれを選ぶのか、出願時に決めておかないといけません。
自己推薦で受験するわけですから、志望動機がハッキリしていて、学科を選べるはずという考えからです。
そうすると、高2からのコースは基本的に、農業科学科なら食糧生産コースと施設園芸コースのいずれかを選ぶという形になります。
一方で、後期選抜の場合は、出願時に農業科学科・食品科学科・環境造園科のどれにするか、決める必要はありません。
これを「農業学科のくくり募集」といいます。
この場合、高2のコース選択は
- 食糧生産コース
- 施設園芸コース
- 食品科学コース
- 食品開発コース
- 造園技術コース
- 自然探究コース
の6コースから選べます。
これはある種、後期選抜ならではのメリットと呼べるのかもしれません。
中3受験時に、学科やコースを絞り切れなくても、高校1年生の授業の中でやりたい方向を決められるということで、よりミスマッチも少なくなるでしょう。
前期選抜のトピック
過去の作文、面接内容についての情報提供がございました。
塾生で受験される方には、保護者懇談の中で詳細をお伝えいたします。
例年、生活文化科の倍率が最も高くなりますが、農芸側の考えとしては、前期の結果に惑わされず、後期選抜まで粘って初志貫徹で受け続けてほしい、ということです。
それだけ、前期選抜に求められる作文・面接の「内容」は高いので、受験予定者は入念に準備を進めておきましょう。
なお、教頭先生が「予定」としてお話していましたが、従来から続けてきた前期選抜の現在の入試方式は、今回の2022年2月入試までだそうです。
次年度の2023年2月入試からは、作文・面接の内容を変更する見通しで検討しているとのことでした。現在の中学2年生からはお気をつけください。
京進スクール・ワン四日市ときわ教室
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教室長:吉川(よしかわ)
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