京進スクール・ワン四日市ときわ教室の吉川です。
海星中学校・海星高校の合同の説明会が学習塾向けに開催されました。
私はZoomでの参加でしたが、オンラインと対面での同時開催でしたので、おそらくこのパターンが一番準備が大変だっただろうと思います。
2021年4月から女子が入学して初めての説明会でした。
そのあたりの変化の様子も交えつつ、今年の耳寄りトピックを紹介いたします。
共学化 最新情報
2022年4月の女子生徒の入学者は、中学で約25名、高校で約77名、合計で100名を越しました。
海星にとっても、予想以上の女子入学者だったようです。共学化1年目のスタートは順調と言えそうです。
海星では現在、4階建ての新校舎を建設中です。2022年11月完成予定と聞きました。
教室、ホール、実験棟から構成されるとのことです。
現在の校舎についても、共学化に際して女子トイレの新設はもちろん、従来の男子トイレもすべて改修を実施したそうです。
入試情報と難易度の目安
中学・高校ともに、入試制度に昨年度と比べて大きな変更はありません。
中学の受け入れ定員が70名→75名に微増するくらいです。
入試の難易度も、中高ともに、2022年度は特段上げる予定はないとのことです。
しかし、基本的に現在の海星は人気上昇中ですので、受験者数が増えれば増えるほど、結果的にボーダーは上がるということは押さえて、過去問での正答率目標はボーダーの＋5%以上をコンスタントに目指しましょう。
共学化によって、海星近辺在住の上位層女子が受験したことで、国際数理だけでなく、そこからスライド判定で影響がある進学特別、さらに受験者数・倍率アップによって進学コースの全コースのボーダーは上がったと考えて間違いありません。
当塾でも、かつてなら合格できたと想定される受験生が、希望するコースに昨年度合格できなかった事例を複数見かけました。
いずれにしても、数年前の海星のイメージで受験しないことを、肝に銘じて臨みたいです。
兄・姉や先輩のときの情報はほぼ使えないと思っておきましょう。
国際数理コースの目安は？
気になるのは、新設の国際数理コースの難易度でしょう。
海星調べでは、今年の入学者に追跡調査したところ、川越高校の国際文理コースの併願先といして受験した生徒が多かったとの発表です。
難易度はもちろん、それぞれの高校の国際・英語・留学といったカラーが共通しているので自然な流れと言えるでしょう。
進学コース受験予定の方へ注意点2つ
海星高校の進学コースを受験する生徒さんへ、重要な情報です。
進学コースは「私大文系」を目指すコースであるという明確な発言が海星側からありました。
進学コースでは、高校数学は最終的に選択科目となります。また、習う内容は文系数学です。基本的に、卒業後に理系学部への進学は想定していないとのことです。
たとえば工業系の県立高校を第一志望として、私立に海星進学コースを学力的に選ぶ受験生が当塾にも例年いますが、上記の話を踏まえれば、工業系進路の生徒が選択するコースとしては必ずしも適切ではないということに注意しましょう。
あと、進学コース受験者で自己推薦作文型入試を志望する生徒が多いですが、予想以上に作文のクオリティを求められます。
ボーダーが上がったことを考えると内申点も非常に大事ですが、作文の質も合否の分かれ目となる可能性を聞きましたので、学科試験がないからと言って安易に無対策で入試へ突入しないように気をつけたいところです。
海星の英語特色
海星中6年制と、3年制国際数理コースのみ、海外大学81校の指定校推薦を利用できます。
なお、海星中の入試で求める英語試験の難易度は、およそ英検4級レベルです。割合は少ないですが3級レベル以上も一部入り混じるので、5級レベルだけではやや厳しいと思います。
英検とほとんど同形式の問題内容のため、英検対策をしっかりしてきていれば、特段それに加えて海星対策をしすぎる必要はありません。
海星の進路指導
県立高校との違いという面で、国公立大学への合格を必ずしも絶対とは考えていないという方針を大切にされていました。
海星にはかつてから上智大学・南山大学を代表とするカトリック推薦の存在があり、現在の幅広い選択を受け入れるという立場から、たとえば総合型選抜（旧AO入試）での受験も必要に応じて応援していく姿勢です。
京進スクール・ワン四日市ときわ教室
住所：三重県四日市市城西町4-21 ときわビル１階東
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電話番号：059-329-7664
教室長：吉川（よしかわ）
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