暁高校2022ポスター(教室掲示中) |
京進スクール・ワン四日市ときわ教室の吉川です。
先日、暁高校(3年制)で学習塾向けの説明会が開催されました。
例年以上に具体的な情報提供が多く、私自身も実りのある時間を過ごすことができました。
屋外テラスやwi-fiエリアを整えた新校舎建設中(2023年完成予定)、体育館も改修中ということで、暁も改革が進んでいます。
具体的ということは内部向けの機密情報も含まれるということですので、暁高校がそのリスクを負って説明したということです。
そのリスクに応え、ご迷惑のかからないようにこのブログではお知らせできる範囲に絞って紹介します。
コースの名前が変わります
大きくは2点です。
1点目は、「Ⅰ類」が「Ⅰ類進学コース」に名称変更します。来年度の新入生からです。
「Ⅱ類進学コース」「Ⅱ類英進コース」と同じような名前のつけかたになるということです。
中身は何か変わるのかという話ですが、説明を聞く限りでは、基本的に今までの「Ⅰ類」と同じととらえてよさそうです。
暁高校の説明を踏まえると、Ⅰ類の生徒の卒業後の進路の90%以上が進学(四年制大学・短大・専門学校)になったので、そのことがわかるように「進学コース」の名前を加えたとのことです。
2点目は、高校2年生・3年生のコース名の変更です。
これまでは、Ⅰ類、Ⅱ類と呼んでいたのは高校1年次のみで、2年次、3年次は私立大学系、国公立大学系などの系統で呼んでいました。
来年度からは、2年次、3年次もなじみ深いⅠ類進学、Ⅱ類進学、Ⅱ類英進のままにするということです。
1年次から2年次のコース間の移動
暁高校は、受験時に入ったコースから、高2になるタイミングで学内審査のうえでコース変更することができます。
実態はどうなのでしょうか。説明会では数値が公表されました。
一番コース移動が多いのは、Ⅰ類からⅡ類進学コースへの移動です。
Ⅰ類で優秀な成績を修め、より難易度の高いⅡ類進学の授業を受けたいというケースです。
特に、多くの生徒が「Ⅱ類進学 看護医療系」のコース移動を希望するそうです。Ⅰ類のままですと、看護系の受験に必要な高校数学の学習が不足しますからね。
年度によって数にばらつきはありますが、1名、2名といった例外的な数ではなく、過去3年では最低でも10人以上がコース移動しています。
けっしてコース移動は物珍しいものではなく、校内でも自然にあるものとして受け入れられている数です。
なお、厳しい現実としてⅡ類進学→Ⅰ類への変更や、Ⅱ類英進→Ⅱ類進学への変更もゼロではありません。
ぎりぎりで入学して、自分に合わない高校生活を無理に過ごす必要はないと思います。
出願する高校・コース選びは慎重に。
推薦入学での合格が多い
新入生の50%弱が、推薦入学での合格者とのことです。
2人に1人は推薦ですから、多いですよね。
この推薦は、いわゆるクラブ推薦ではなく、中学校と高校で事前に相談が必要な従来の専願・併願の推薦入試です。
特にⅠ類は、入学者の約3分の2が推薦合格者です。
一般入試の難易度は上昇中
暁高校は、コース別のボーダーを数値で公表しています。
しかし、過去数年の実際の平均点推移を見ると、2021年度と2022年度のここ2年間は暁高校が想定したボーダーよりもさらに点数が下がっていました。
暁が意図的に難しくしている様子ではありませんが、過去問を取り組むときにこの2年間の自己採点はボーダーとやや差があることをあらかじめ知っておくと良いでしょう。
暁生の大学受験の傾向
Ⅰ類の生徒は、基本的に一般入試で合格を決める生徒は稀です。
(約5%ほど)
一番多い合格方式は指定校推薦ですが、最近割合が下がり、むしろ公募制推薦(一般推薦)と総合型選抜の受験者が増えている模様です。
Ⅱ類進学も似たような傾向で、一般入試合格者は10%前後で、多いのは指定校推薦と、それと同じくらい公募制推薦です。
Ⅱ類英進になると、状況が一変します。
公募制推薦で合格を決める生徒も30%弱いうものの、半数以上の生徒は国公立大学も含めて一般入試で進学先を決めます。
なお、一般入試を受ける大学の数は一人あたり約5大学弱だそうです。
大学受験時に出願する大学数の参考としてください。
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