四日市西高校 学習塾対象説明会2022

2022年10月25日火曜日

学校説明会 高校入試 中学生

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四日市西高校の生徒が使う「四西手帳」


京進スクール・ワン四日市ときわ教室の吉川です。

四日市西高校(以下、四西)の塾向けの説明会へ参加しました。
当教室に通う高校生の中では、四西生が一番多いです。
進路担当の先生と久しぶりにお会いして、卒業生の話などに花が咲きました。

昨年度入試より定員が40名減って、難易度UPが予想される四西のトピックをまとめました。


四西が求める生徒像と目標


四西は進学校です。
高校側としても、「国公立大学の一般入試に向けて、高3の2~3月まで粘って学習する生徒」を一人でも多く輩出したいという目標があるようです。

年々、進学校色は強まっており、かつては一桁だった国公立大合格者も、2015年に30名を越えてからは30-40名ラインをキープしています。
2022年度入試では、過去最高値と思われる49名合格に達しました。

この実績が後押しして、現在の指導方法は続けられていくことと思います。

受験に際して、ひとつ明確なメッセージがありました。

もし四西の前期選抜を受ける場合は、国公立大学または難関私立大学を目標に置いてほしいということです。
比較文化・歴史コースを受けるにせよ数理情報コースを受けるにせよ、前期選抜では面接試験があります。
つまり、志望理由にこのあたりの言葉が明確に入っていないと、四西としては積極的に選抜できないとも言い換えられます。前期受験を検討中の受験生は、よく再考しておきましょう。

学科、コース、系列の基礎知識


四西は普通科のみの学校です。

でもコース名で言うと、普通科の中に比較文化・歴史コース(通称、比歴)と数理情報コース(通称、数理)があります。

さらにパンフレットなどを見るとわかりますが、四西には文Ⅰ系、理ⅢC系などの「系列」と呼ばれる分類があります。

これらが複雑に絡み合っているように見えて、わかりにくいこともあるのではないでしょうか。
今回の説明会で細かく話があったところに絞って紹介します。

「普通」と「コース」


まず、受験する時は「普通科の中の普通科」か「普通科の中のコース」のどちらかを選びます。
「コース」というのは、比歴と数理を合わせた校内の通称とのことです。普通科は「普通」が通称とも。
なお、受験者の9割がスライド判定を見越して、コースを第一志望に出願するそうです。

次に、もし比歴か数理か明確に決まっていて、かつ、国公立or難関私大志望であれば前期選抜を受験します。
その場合、合格→入学したら、必ず出願したどちらかのコースに所属します。

一方で、後期選抜で「コース」で合格した場合は、後期選抜が「くくり募集」なので、入学後も1年生は比歴か数理かは未決定の状態で過ごします。

そもそも、高1の授業は比歴も数理も同じです。
さらに言うと、普通とコースの授業構成もほとんど同じです。

唯一、コースには英語コミュニケーション演習の授業が1限多くつき、週に1日だけ7限授業となります。
しかしこうみると、高1での普通とコースの差というのは微々たるものと言えます。

高2になってから受講科目が変わってくる


これが高2になると大きく変わります。

普通は文系・理系に分かれ、比歴と数理も科目がそれぞれ変わります。
比歴は文系科目中心、数理は理系科目中心という考えかたで間違っていませんが、コースはいずれも国公立を視野に入れるため、必ず国公立レベル数学の授業があります。
比歴志望の方も、高校数学はハイレベルなので大いに気をつけてください。

さて、後期選抜でコースをくくり募集で合格した生徒は、高2に比歴と数理のどちらに行くのかを、高1の段階で選ぶことができます。
時期的にはちょうど今、高1の10月頃にコース選択や科目選択をしています。
その時の志望大学、学部、得意科目、苦手科目などをふまえてコース選びができるということですね。

そして、先ほど紹介したように普通とコースの違いは高1では微々たるものです。
そのため、入学時は普通への合格・入学でも、高1の1年間を終えると、普通の中で国公立レベルを志望・挑戦する生徒が例年生まれるそうです。

実際、普通の理系は数理情報と高2の授業構成が一緒です。
授業名が同じでも、授業の難易度は違うのでは?
その点ですが、四西の先生が言うには、クラスの人数などによっては普通の生徒とコースの生徒が同じ授業を受けることもあるとのことです。

そういうこともあり、2022年度入試では国公立合格者49名のうち、コース出身者は31名、普通出身者は17名というように、普通からの国公立合格も複数生まれています。
(1名は浪人合格)

つまり、国公立を目指すためには何が何でもコースに入らないといけないわけではなく、普通の中で鍛えていけるカリキュラムが用意されているということです。
コース名があっても、つきつめれば四西は「普通科」1学科の高校ということですね。

高3の「系列」の特徴


高3になると、普通は4系統、比歴、数理はそれぞれ2系統ずつの合計8系統に分かれます。

それぞれの系統にはⅠ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cなどの記号がついていることからわかるように、大きくは数学のどれを受講するのか、しないのかの違いと考えればOKです。

すでに高2の時点で、数学科目の受講には差があります。

数理情報と普通の理系は数ⅢCまで受講することが可能です。
比歴は数Ⅲをしません。
普通の文系は数Bをしません(選択科目で受講は可能)。
このあたりで自ずと、受験できる大学学部に違いが出てきます。

くりかえしですが、いずれの系統へ行っても数学の授業は1科目はあります。
四西受験者は数学で後れを取ることがないように、5科目のバランスを意識して受験勉強にかかりましょう。

四西に向く生徒は、計画性と日々メモを取れる中学生??


これは私の主観です。

四西には「四西手帳」と呼ばれる高校オリジナルの手帳があり、全員使用が必要です。

月単位でスケジュールを書くページと、週単位でやるべきことを書くページがあります。
四西の先生としては、週単位でやるべきことを書いて、実際どれくらいできたかの結果を手帳に残せるとgoodという判定のようです。

実際の活用度は、生徒によってかなり差があることでしょう。
でも、せっかく四西に通うなら、この四西手帳とうまく付き合っていって、むしろ四西手帳があって助けられたという風に持っていける生徒が、四西向きだと私は思います。


京進スクール・ワンにも、月単位、週単位に加えて、1日単位でルーティンを書き込める「リーチング学習手帳」があります。
ある種、京進でリーチング学習手帳を使いこなすことが四西デビューの一番の秘訣かもしれませんね(笑)

「京進リーチング学習手帳作成の手引き 高校生版」より


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京進スクール・ワン四日市ときわ教室
住所:三重県四日市市城西町4-21 ときわビル1階東
電話受付時間:15:00~22:00(日曜・月曜定休日)
電話番号:059-329-7664
教室長:吉川(よしかわ)
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