三重県四日市市の私立、海星中学校・高校の秋の説明会に参加しました。
海星では春と秋の年2回、学習塾向けに説明会を開催しています。
秋の説明会では入試制度の話がメインでした。
春の説明会の記事は↓でまとめています。
春と重複するところは割愛して、新入試制度について紹介します。特に中学入試に大きな変更があります。
中学入試の変更点
特別選抜
前年まで「奨学生募集選考」と呼ばれていた専願入試です。
名前が変わるだけで、入試の位置づけは変わりません。
海星中を第一志望とする方が最優先で受けるべき専願入試です。
A方式とB方式の2種類から受験科目を選べます。
B方式に変更があり、「英語・作文・保護者面接」から「英語・国語・保護者面接」に変更されました。
B方式は英語が得意な生徒や、帰国生向けの方式です。
そうでないかぎりは、A方式の「国語・算数・保護者面接」の受験が良いでしょう。
面接試験について、一定の基準が公表されました。
海星中としては今後、大学進学を前提とした勉学に励む生徒を受け入れたいという方針があり、大学への進路や勉強への熱意を重要視しているそうです。
また、保護者の方についてはスマホ管理などご家庭と連携したい部分もあるため、そのような家庭教育面でのご理解をいただけるかを大事にみているそうです。
なお、保護者の方はどなたか1名で問題なく、普通の服装でかまわないとの補足説明もありました。面接官は2名です。
前期入試
高田・鈴鹿との併願ができる日程となっています。
暁とは同日となりました。暁中と両方受けられるように両校間の交渉もあったと聞きますが、だめだったようです。
個人的には、海星と暁の両校志望は相当数いるはずですので、食い合いをせず、次年度以降は機会を分散していただきたいところです。
高田・鈴鹿の受験者を視野に入れた入試のため、難易度は高めで、この入試方式で合格した新入生が海星中をけん引する高学力層になることを期待する発言もありました。
入試内容の変更点がいくつかあります。
まず、面接試験が廃止されました。
それにより、試験は午前中で終わる形となり、お弁当の持参が不要になりました。
次に、理科・社会・英語の受験方法が変わりました。
理科・社会をまとめて60分受けるか、理科・社会・英語をまとめて90分受けるかを選べます。
しかも、1科目30分ずつ時間を使う必要はなく、すべての時間をどれか1科目に費やしてもOKとのことです。
前期入試は「算数・国語+高得点1科目」で合否判定するので、他科目が空白で0点でも合否に影響しないと説明がありました。
なぜこのような対応をとったかというと、奨学生選考(特別選抜)で不合格だった受験生向けの一種の救済措置のようです。
入試問題の難易度は奨→後→前の順で難しいので、奨で不合格の生徒が前期を受けても…とあきらめることのないように、理科・社会・英語で得意科目に60分~90分費やして合格を獲得するという作戦がとれるようになっています。
ただし、奨学金給付対象者は最低4科目判定ですので、奨学金目標の方は全科目に力を入れましょう。
算数は年度によって難化します。よほど他科目と釣り合いの取れない平均点の時は、得点調整もおこなっているとのことです。
後期入試
変更点① 専願のみの入試となります。
変更点② 面接試験から自己PRに変わります。
変更点③ そのため、A方式は「国語・算数・自己PR」、B方式は「国語・英語・自己PR」になります。
気になる自己PRの詳細ですが、自由研究や特別な活動を説明後、面接官から質問がありそれに答える形式とのことです。
説明会の時に詳細を直接訪ねてみると、さらに具体的な回答があるかもしれませんね。
高校入試の変更点
高校入試はDD科に変更があるだけで、いわゆる国際数理・進学特別・進学の3コースの入試制度は昨年度と変更なしとのことです。
京進の個別指導 スクール・ワン四日市ときわ教室
住所:三重県四日市市城西町4-21 ときわビル1階東
電話受付時間:15:00~22:00(日曜・月曜定休日)
電話番号:059-329-7664
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教室長:吉川(よしかわ)
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