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教室通信10月号の特集を再編した記事です。
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| ※上画像は見本です |
京進の個別指導 スクール・ワン四日市ときわ教室の吉川です。
「調査書」とは、中学校の先生が作成して受験する高校へ送付する資料です。
一番重要な情報は中学校の5段階の成績ですが、それ以外にもさまざまな情報が書かれていて、高校の合否を決めるための参考にされてきました。
今回、三重県教育委員会が発表した調査書の変更点は、下のリンク先にまとめられています。新書式の見本も掲載されているので参考になります。
「令和9年(2027年)2月以降に実施する選抜」から新書式になるとのことです。
つまり、今の中学2年生が3年生になって、2月に受ける県立高校前期選抜からこの調査書に変わるということですね。
調査書を変えた理由は、教委によれば「より客観性・公平性を確保する観点から」だそうです。これだけではよくわかりませんね。
削除された項目を見れば教委の考えがわかってきます。
最大のポイントは「欠席日数」(欠席理由・健康状況)の欄削除です。
一方で、新調査書で掲載される項目は「特別活動」「生徒の長所」「スポーツ活動、文化、科学活動」「その他の活動・取組」です。
まとめると、成績以外の活動実績を評価しようとしていることが伝わってきます。
総合的な人間力評価のような趣があり、まるで大学入試で現在流行中の総合型選抜の出願書類を見ているかのようです。
欠席日数をなぜ削除したか?
「欠席」には先天的な理由もあったり、本人の意思だけではどうしようもないものであると位置づけたのでしょう。
昨今、不登校も増加傾向です。
これは子ども本人の問題でなく、学校という環境に合わない人が一定数いるという受け止めかたがなされ、むしろ多様な学びの場を用意するのは教育現場側の課題だと考えられるようになりました。
学校の欠席は、合否の参考となるような「人間力」ではない、という姿勢をはっきりさせたのだと思います。
現在、色々な理由により休みがちになる中学生の方にとっては、将来の可能性を狭めなくなったという点で良い変更点だと思います。
ただ、大事なのは「休みがちになる心身とどうつきあっていくか、学びをどう継続していくか」です。
その最適解が全日制や県立高校や集団教育型の学校で良いのか、他の学びかたができる学校の方が合っているのではないかなど、生徒・ご家庭側もこれまでの固定観念や常識に囚われない進路選択を考えていく必要があるでしょう。
京進の個別指導 スクール・ワン四日市ときわ教室
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