ーーーーーー
2026年8月教室通信の記事を再編したものです。
ーーーーーー
京進の個別指導 スクール・ワン四日市ときわ教室の吉川です。
三重県の県立高校入試や高校の枠組みそのものに一部変更が発表されたので、北勢地区に絞って特集します。
私立に負けじ(?)と、新しいスタイルの入試制度や高校課程が登場します。
募集定員が減少
昨年度の県立高校入試では、少子化+私立高校授業料無償化の影響で受験者・入学者が減少し、その流れを受けて今年度入試の募集定員減少が決まりました。北勢地域では次の2校です。
- 四日市南高校…普通科が240名→200名(1学級減)
- 四日市四郷高校…普通科が120名→80名(1学級減)
四日市南高校は定員割れを起こさずに来た高校ですが、さすがに周辺他校が定員を減らしてきた中で南高だけ減らさないのは不公平ということになったのでしょう(毎年、県教委と各県立高校で定員を減らす/減らしたくないのせめぎあいがあるそうです)。
当然ながら、定員が減ることで倍率やボーダーラインの上昇が予想されるため、四日市南・四郷の今年度の難易度には要注意です。
前期選抜の変更点
全体的に、前期選抜でも学力を問う内容が増えてきました。論より証拠ということで、高校別にまとめてみましょう。
川越高校
探究科(旧・普通科)で前期選抜を初導入!
- 募集人数…定員の5%。探究科定員は200名なので10名募集。
- 試験内容…13分程度の「自己表現」(プレゼン8分+質疑応答5分)
- 選抜基準…自己表現45点、中3評定45点、探究活動などの実績10点
四日市西高校 比較文化歴史コース・数理情報コース
- 募集人数…定員の25%から30%に増加(各コース10名から12名へ)
- 試験内容…面接廃止! 比歴は英語・国語、数理は英語・数学の試験。
- 選抜基準…学科試験100点、中3評定(5科目のみ)25点
四日市工業高校 全学科
作文廃止で数学試験を導入!
- 試験内容…数学試験+個人面接(面接時間は従来より1分減少)
- 選抜基準…中1~中3評定90点、その他実績20点
※数学はA~D の4段階、面接はA~Cの3段階にして選抜。
四日市農芸高校 全学科
試験内容は変わりませんが点数基準が変更
- 選抜基準…評定は中1~中3の合計から中3のみ(45点満点)に変更。また、面接・作文がこれまでA~C評価だったのが、面接20点満点、作文30点満点と点数化されるようになります。
四日市四郷高校 普通科
- 試験内容…個人面接(5分間)から集団面接(20分間)の変更。国語の学科試験はひきつづき実施。
※スポーツ科学コースも一部変更ありますが省略。
上位難関校では面接試験が少なくなり、全体でも作文試験が昔ほどされなくなりました。
上位校では面接で足切りするような生徒が少なくて、作文はAI出現によって真の日本語力を判断できないことも増えてきたと思われます。
そんな中で、川越高校の探究プレゼン面接は総合的人間力を計ろうとするチャレンジングな取り組みです。
とはいえ、自己表現:評定=1:1の比率なので中学内申点という学力保証が大前提であることは疑いありません。
フレキシブル高校の誕生
新しいタイプの全日制高校「フレキシブル高校」が登場します。
新しい高校を作るのではなく、今ある高校の一部に「フレキシブルクラス」が新設されるというのが正確なところです。
フレキシブル高校とは、全日制高校にいながら定時制・通信制の授業も履修できて、たとえば不登校傾向のある人や体調面で朝からの通学が難しい人も全日制で学んでいけるというスタイルの高校です。
資料「みえ版フレキシブル高校について」https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/001246258.pdf
三重県内では、桑名北高校・久居高校・尾鷲高校の3校がパイロット校に選ばれました。時代の流れから考えると、今後、他の全日制高校にも追加されていくのではないかという見通しをもっています。
さて、そんなフレキシブル高校の入試制度を見てみましょう。桑名北高校を例にします。
桑名北高校フレキシブル特別枠選抜
- 応募資格…高校が実施するフレキシブル高校説明会に出席していること。
(桑名北高校の場合、2026年8月3日に第1回説明会を実施) - 試験日…前期選抜と同日(2027年2月2日)。
- 募集人数…定員のうち50%を後期、30%を前期、20%をフレキ選抜で募集
- 試験内容…前期選抜と同じ(面接+作文)
- 選抜基準…前期選抜よりも中学校評定の点数割合をぐっと下げている。
前期選抜とくっつけていますが、内容は中学校内申点比率を下げることで、中学校欠席が多い生徒にも門戸を広げていることがわかります。
また、夏以降の事前説明会に参加しておくなど、早めにその高校のために動いて積極性を示すという意味では、メリノールの育成入試にも通ずる入試方式と言えそうです。
おわりに
私立高校授業料無償化とは言えど、私立が無敵になったではありません。授業料以外の諸設備費や諸積立金は、依然として県立より私立のほうがかかるのが現実です。
県立高校もこのように改革してきたという点では、私立高校と県立高校の切磋琢磨として肯定的に受け止めたいです。
県立を目指すから県立だけ調べる、私立専願だから私立だけ調べる、の両極端に陥ることなく、県立・私立の両方を詳しく知った上で両方の入試対策を進めながら第一志望を決めたいですね。
京進の個別指導 スクール・ワン四日市ときわ教室
住所:三重県四日市市城西町4-21 ときわビル1階東
受付対応時間:火曜~金曜の16:00~22:00
電話番号:059-329-7664
教室公式LINE:https://line.me/R/ti/p/%40smq1787v
教室長:吉川(よしかわ)
web予約(24時間受付):https://reg18.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mjqd-maraob-3de8341d99c0daa975f12ed6ea3415de
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
