京進スクール・ワン四日市ときわ教室の吉川です。
先日、四日市メリノール学院(中学校・高校)の塾向け説明会へ参加してきました。
共学化を始めてから数年がたち、これまでのふりかえりをされていました。
少子化の中、受験者数、入学者数ともに過去最低になった時の話から、共学化に舵を切り、メリノール独自の育成入試の導入、バスケ部を代表とする部活動強化などの結果、それ以降は受験者数・入学者数増加につながっていることなど、メリノールの改革に一定の評価をしていました。
それを踏まえて、増加してきた生徒数に伴う今後の色々な課題や、次のステップへの未来志向の話が多かったように思います。
いくつかトピックを紹介していきましょう。
英検の話
今年の高3の英検取得状況は、2級が20名、準1級が6名と発表されていました。
生徒の母数から考えるとアピールに値する実績です。
また、英検準1級の取得からもわかるように、「メリノール=英語」の伝統はまだしっかり守られており、そのような英語にたけた生徒が集いやすい学校であることもわかります。
大学合格実績
メリノールは指定校推薦枠に加えて、カトリック推薦枠も持っているので、難関大学への合格も例年輩出しています。
ただ、近年は指定校推薦の使用率がさがり、AO入試や一般入試の合格者が増加中ということです。
2020年入試では、高知大学、南山大学、甲南大学、愛知淑徳大学に一般入試で合格する生徒が出ました。
2021年入試の話
育成入試ですが、今年はコロナウイルスのため、例年推奨されているイベントの参加と面接試験がなくなるとのことです。
今年のみの特例ですので、来年以降はまた復活する見通しです。ご注意ください。
メリノール側からは、イベント参加と面接がない分、「出願時にweb上で書くエントリーシートをしっかり書くこと」と要望が出ました。
文字数が少なすぎるのはもちろん、内容も面接での口頭補足ができない分、文字でしっかり自己PRをしておく必要がある年だと言えるでしょう。
男子の話
共学化して増加した男子生徒についてです。
中学校・高校ともに、全クラスに男子は在籍している状態となったそうです。
とはいえ、全体の生徒数でみると、男子は約3割とのことです。
今後の取り組み
たくさん生徒が増えたことで、従来の少人数精鋭とは異なり、一人一人に目が行き届かなくなる恐れは、これはどこの学校でも起こりうることでしょう。
メリノールとしては、生徒数が増えた結果、学力差も従来以上に広くなってきたことを懸念しているようです。
近年の新入生は、外部模試を受けた時の成績が特によくないようです。
集団指導の中で取りこぼれてしまっている生徒たちや保護者の方の満足度を高める取り組みを、今後意識していきたいと述べていました。
今後の他の具体的な方針は、
- 固定担任を廃止…すでに廃止済。ローテーションで先生がクラスを入れ替わる。
- 教科センター方式の授業…生徒が教科によって教室を移動するスタイル。
- 教員向け「働きたい改革」
- メリノール独自開発の「スクリティーボ」を科研費申請予定…一つの教育ツールとして横展開もあるかも??
京進スクール・ワン四日市ときわ教室
住所:三重県四日市市城西町4-21 ときわビル1階東
電話受付時間:15:00~22:00(日曜・月曜定休日)
電話番号:059-329-7664
教室長:吉川(よしかわ)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆