「先生が中高生のときは、どんな勉強をしていたの?」
「実際に生徒へ教えるとき、効果的だった方法は何?」
京進スクール・ワン四日市ときわ教室の講師O先生にインタビューしてみました。
次の6項目を答えていただきました。
- 英単語など、暗記モノの覚えかた
- 復習のしかた
- 勉強計画の立てかた
- ミスの防ぎかた
- テスト勉強のしかた
参考になる情報がひとつでもあればうれしいです。それではどうぞ!
英単語など、暗記モノの覚えかた
私の場合、暗記は夜にしていました。理由は単純で、昼間は授業や宿題、あと、ゲームも忙しかったからです。
しかし、実は夜寝る前に暗記モノを学習することはとても効率が良いことを後になって知りました。寝る前に暗記をすることで、寝ている間に記憶が定着し、効率よく覚えることができるそうです。寝る前にゲームをすると、ゲームの内容ばかり頭に残ってしまうのかもしれません…。
そもそも私は暗記が大嫌いでした。
そんな大嫌いな暗記を何回も繰り返すのは嫌なので、なるべく少ない回数で覚えられるよう、1回で確実に効果が高い「寝る前」に暗記をするようにしています。
復習のしかた
「復習をやれ」とよく学校の先生から言われましたが、なかなかできませんでした。なぜなら「授業の復習をしろ」と言われても、何をどうすれば良いかわからなかったからです。
しかし、復習というのは容易にできます。
間違えた問題を、もう一度解けば良いだけです。
実際、担当している生徒には間違えた問題を改めて宿題に出したり、それと似た問題をもう一度解いてもらったりしています。
学校のワークも、間違えた問題を一通り解き直した後は、ワークをもう一周しましょう。暗記すべきところは確実に暗記を、計算問題はその解き方を確実に頭に入れるためです。
勉強計画の立てかた
勉強計画は、自分なりのなんらかの予定帳に書きましょう。
しかし、勉強についてのみ書いていると、つまらないので、ほとんどの場合予定帳を見なくなります。
そこで私は、予定帳に遊ぶ日やゲームをする時間なども書くようにしています。
私の場合、さらに3行ほどの日誌をつけると、少し楽しみが生まれるのか、予定帳を開く習慣がつきました。
ほかにもゲームの攻略法を書いたり、落書きをしたりなど、自分の好きなように予定帳を使うと良いかもしれません。そうすることで予定帳を開く習慣がつき、最終的には勉強計画を立てたり実行したりできると考えています。
ミスの防ぎかた
算数や数学でよくあるミス。
それは、問題の最後の最後でおかす簡単な計算ミスです。
私もそんなミスがあり、今でも完全には治っているとは言い切れません。
難しい部分は解けていたのに、最後に足し算を間違えたり符号が逆になっていたりします。
原因を自分なりに考えるのですが、おそらく、問題が解けたことに安心して油断するからだと思います。
このようなもったいないミスをなくすには、経験上「見直し」が有効です。
見直しはごくありふれた簡単な方法ですが、私は「見直し」のしかたには訓練が必要であると考えています。
なぜなら、自分が正しいと思って書いたことを自分で確認しなければならないからです。
かと言って初めからもう一度解き直していたら時間がたりませんし、答えをざっと見渡すだけでは間違いはほぼ見つかりません。
短時間で、正確な見直しを行う訓練が必要です。訓練ですから、本番だけそういった見直しをするのではなく、日頃から宿題でも提出物でも単語練習でも、一つ書いたら短時間見直しをする、という方法をオススメします。
テスト勉強のしかた
私の考えるテスト勉強のしかた(鉄則?)は、夜更かしや徹夜をしないことです。
寝不足が続いたり徹夜をすると脳がダメージを受けます。ダメージを受けると、記憶が脳に定着しなくなったり忘れっぽくなったりします。つまり必死で勉強したことが無駄になるのです。
私は高校受験や大学受験、もちろん定期テストの時にも一度も徹夜をしませんでした。さらに、どうせ眠い状態で勉強しても記憶に残らないので、眠くなったら即刻寝ました。提出物が終わらなくても寝ました。なぜなら夜更かしや徹夜は負の側面が大きいからです。
それほどまでに、起きている時のパフォーマンスを高く持っていくことを大切にしていました。
もちろん、夜更かしをしないことを理由に勉強をおろそかにするのは本末転倒です。まずは夜更かしをしなくてすむような勉強計画を考えてみてください。
睡眠の重要性を理解し、睡眠時間を削らないように、勉強の計画を立ててもらいたいです。
「眠くなったら寝る」「徹夜はしない」を徹底することで、昼間の勉強の効率が上がり、さらには心や体の健康、さらに記憶力もよくなると考えています。
教室長より一言
まとめてみましょう。
- 暗記が嫌いだから、一発で覚える確率が高い「寝る前」勉強
- 復習はあれこれ考えず「もう一度解くだけ」
- 予定帳をつくるときは、見たくなるように「楽しい要素」を入れる
- 本番テストで効果が出るように、日頃からの見直し習慣
- 睡眠最優先主義
とても具体的なアドバイスが集まったのではないでしょうか?
しかも、自分の弱点を自覚して、それをカバーするための方法をあみだしています。
共感できた!という方も多いのでは。
自分の弱点を受け入れた上で、具体的にそれを防いでいく工夫をしていくことが大切です。
京進スクール・ワン四日市ときわ教室
住所:三重県四日市市城西町4-21 ときわビル1階東
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教室長:吉川(よしかわ)
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