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中学生なのに、小学校の算数ができないまま!今からでも復習したいあなたへ

2020年8月19日水曜日

小学生 中学生 勉強方法

t f B! P L
京進スクール・ワン四日市ときわ教室の吉川です。


今回はタイトルどおり、

「中学生なのに、小学校の算数ができないまま今まで来てしまった」

「今からでも復習したいけど、いまさらどうやって復習しよう?」

そんな方に向けての記事を書いてみようと思います。

 

毎年、この悩みを抱えた方からお問い合わせが来ています。

中には、原因が小学校時代の算数にあるということを知らずに、中学数学で3年間苦しみ続けた末に塾に来た子もいます。

一人でも多くの方が早くそのことに気づき、早めに小学算数を克服してくれることを願って書きました。


小学算数は4年生から急に難しくなる!



下の図は、小学校高学年(小4〜小6)の算数の流れです。



つまずきやすい単元に★マークをつけています。

小学4年生なら、

  • 小数
  • 分数
  • がい数
  • 四則計算の順序

などです。

そう、小学4年生から小数と分数が登場するんです。


いままで整数だけの計算を、本質的に理解せずに機械的に暗記して解いてきた小学生は、分数と小数のイメージがつかめずにここでつまずきます。


毎年のように、ここでつまずく小学生が出現します。

これは教育用語にもなっていて「小4ビハインド」と呼ばれています。ごぞんじでしょうか?

ビハインドとはbehindで「裏側に、背後に」という意味です。
ちょっと詳しく説明しましょう。



小1から小3までで、整数のたし算・ひき算・かけ算・わり算を一通り習います。

この時点で、実は算数が苦手な子と得意な子にすでに分かれているのですが、やっていることが単純な計算ということもあり、ゆっくりやれば解けたり、うっかりミスで間違っていてもすぐに理解できるので、「なんとなく」先へ進めてしまうのです。


そうしてごまかしながら進級してきた小学4年生。

小1〜小3の四則計算が定着していることが前提で、小数・分数に入ります。


ここで、学力差が表面化します。

小3までの計算をおろそかにしていた子は、解き方を知っていても整数計算でボロボロミスをして結局不正解になったり、時間内に解けなかったりします。

 

このタイミングで危機感を持って周りの大人が治療しないと、あっというまに「数学が苦手な中学生(高校生)」が一人誕生します。

子どもの数学嫌いは小学4年生からすでに潜んでいるという意味で、「小4ビハインド」の言葉があるのです。


さて、お子様の小学生時代の算数は大丈夫と言いきれるでしょうか?


小学算数が大丈夫だと言いきれる目安


私の経験上で断言するなら、次のどれかに該当する方は小学算数の未定着に原因があります。

  • 中学校の定期テストで平均点をとれていない。
  • 百ます計算のたし算で3分以上かかってしまう。
  • 7+2÷1/3 の計算を不正解する。 ※1/3は3分の1のことです。

3つ目の計算式はとても基本的なもので、中学生または保護者様からしたら「バカにしないで!」と怒られそうです。

 

しかし、これが。

計算間違いする中学生、続出なんです。

 

この問題は、実際に中学3年生の塾内模試で、数学の一番最初の計算問題として出題されたものです。

中学校の定期テストで平均点以下だった生徒は、約3分の1がこの計算問題を間違えました。


実際は、解き方を知っているけど、うっかりミスで間違えたということかもしれません。
でも、うっかりミスも実力のうち、と考えるのが良いと思います。

この問題が"正確に"解けずして、さらに難しい中学数学をマスターすることはできないでしょう。


でも、もう中学生になっているのに、どうやって今から小学6年分を取り戻していけば良いのでしょうか?

ここでほとんどの中学生はげんなりして、過去を振り返ることをあきらめてしまいます。


しかし、塾によってはその治療薬を持っている場合があります。あきらめてはいけません。

 

復習には時間がかかる


なにぶん、中学校の授業は進んでいるのに、そのなかで小学校時代の勉強時間をつくるわけですから、時間がありません。


一般的な学習塾では、中学生向けに復習コースを用意している場合もあるでしょう。

しかし、それはせいぜい小学6年生レベルからのスタートで、本当に治療しないといけない「小4ビハインド」部分ではありません。

 

平均点を取れず苦労している中学生は、本当は小4ビハインドの部分に原因があります。


私たち京進スクール・ワンは個別指導塾ですが、個別指導であれば、その生徒さんがつまずいたところから戻って、専用の復習授業を受けることができます。

できますが、弱点が一つ。


復習に時間がかかります。


先生と生徒が個別指導で復習すれば効果はてきめんですが、なにぶん、生徒さんの理解度やペースに合わせるので進みがゆっくりになります。

だから、改善に動き出すのが早ければ早いほど、入試などのゴールに間に合う可能性は高まります。この記事を読んだらすぐにお近くの個別指導塾などに問い合わせてみましょう。

当教室では、お問い合わせの時期に合わせて、最適な復習プランを保護者様、生徒さんと一緒に組み立てています。
(当教室の場合、週1回数学受講ですと、復習内容だけを進めて中学校準拠のテスト対策授業は後回しとなります。週2回以上数学の場合は、片方を中学校準拠に当てることもできますが、週2回両方を復習にしたほうが爆速で復習を終えられます)


個別指導と最新ICTツールの併用もアリ


個別指導授業では、思考力や読解力を要する文章問題や、応用問題などに時間を割いてもらうのが良い使いかたでしょう。

一方、暗記モノや計算練習については、時間と練習頻度がモノを言います。

塾の授業だけで算数の復習全部を完結させようとすると、塾にあたえられた時間は想像以上に少ないですし、貴重な授業時間を単純計算練習で費やすのは学習効果がいちじるしく低く、おすすめしません。

そこで、私は家庭学習や自学自習の時間で、授業以外でどんどん練習できる学習ツールを併用することを推奨しています。

従来であれば、授業用の教材とは別で家庭学習用の計算ドリルなど、計算問題の類題がたくさん入った教材がその役割を果たしました。それらを使って計算に慣れるなら、それに越したことはありません。

しかし、教材の類題をこなしても反復しても、それでもまだ定着が不十分な場合はどうしたらよいか。


京進スクール・ワン四日市ときわ教室では、教室独自のサービスとして、単語学習アプリの「モノグサ」有料版を教室負担で利用することができます。

モノグサの詳細については、下の記事もご覧ください。

教室では主に英単語練習アプリとして利用していますが、小学生算数や中学生数学の問題も学年やレベルに合わせて用意しています。
これで、毎週の塾の授業だけに頼るのではなく、入試のゴールを意識して、自分の残された時間や限られた時間の中でどんどん練習を進め、算数・数学の遅れを取り戻すことができるでしょう。

また、数学でも用語や定義、概念の問題は出ます。
モノグサには、覚えたい言葉を自分で登録してオリジナルの単語カードのように作成できる機能もあります。
紙の単語カードとちがって、出題順もその時でシャッフルされますし、出来栄えに応じてモノグサ搭載のAIがその子に応じて難易度の調整を行い、同じ問題を後日反復して出題してくれます。
目で見て覚えるだけではなく、答えを隠された状態で自分にテストするし、テストをいちいち作らなくてよく、機械なので私情を交えず客観的に正否判定してくれます。
これが、人間の「甘さ」の部分を防げる、学習アプリの良いところです。

このように、暗記や計算などの反復練習が必要なものはアプリで効率的に学習し、それ以外の思考や解説を要する分野を個別指導の先生に相談すると良いでしょう。


長文をお読みくださりありがとうございました。
この記事が、ぜひ皆さんの助けになればと思います。


↓下の記事もご参考にどうぞ↓

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京進スクール・ワン四日市ときわ教室 
住所:三重県四日市市城西町4-21 ときわビル1階東 
電話受付時間:15:00~22:00(日曜・月曜定休日)
電話番号:059-329-7664 
教室長:吉川(よしかわ)
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